兵庫県は南あわじ市のお客様より「日蓮曼荼羅」の掛け軸修復をご用命頂きました。お客様がお選びになられた裂地は「井桁に橘」。日蓮宗の宗紋が織り込まれた特別な裂地です。
日蓮宗の宗派紋と日蓮曼荼羅の関係
日蓮宗には「井桁に橘(いげたにたちばな)」という宗派紋があり、寺院の山門や仏具などでよく見られます。こうした宗派紋は、その宗の教えや信仰の姿勢を象徴するものとされており、日蓮宗の中心的な信仰対象である「日蓮曼荼羅」とともに、大切に受け継がれてきました。
印刷と手書きの違い
日蓮曼荼羅は、現在では印刷されたものも流通しており、たとえばサンコー商事でもご購入いただけます。
しかし、もともとは僧侶が一枚一枚筆で書くものとされ、その意義や格式は高いとされています。実際、「お寺さんにお願いしたけれど書いてもらえなかった」とおっしゃるお客様も多く、そうした背景から、「僧侶しか書けないもの」という印象が強まっているのかもしれません。
曼荼羅の修理が必要なとき
大切にしていても、年数が経つと曼荼羅はどうしても劣化してしまいます。たとえば:
- 本紙の焼け
- 表装のほつれや破れ
- 本紙と裏打ちの糊の剥がれ
こうしたケースでは、「新しいものを買い直す」だけでなく、「今ある曼荼羅を修理・修復する」という選択肢もあります。信仰の中心として長年大切にされてきた曼荼羅を、できる限り元の形で残したい——そんな想いを叶えるお手伝いを、私たちは行っています。
日蓮曼荼羅の修理相談について
日蓮曼荼羅の修理をご希望の方は、以下の手順でご相談いただけます。
LINEかんたん修理のご依頼方法(簡単3ステップ)
1:サンコー商事公式LINEを友達追加


2:作品の写真を送付

3:寸法と居住の都道府県を送信


通常、2営業日以内に担当よりご返信いたします。
修理費用について
- 修理価格は税込42,900円〜
- 選ばれる裂地(布の種類)、表装のスタイル、傷みの程度によって変動します。
南あわじ市にお住まいのJA組合員の方へ
南あわじ市にお住まいのJA組合員の方は、JAあわじ島でも相談受付が可能です。お気軽にご相談ください。
<相談可能事項>
- 掛け軸や絵画など美術品の販売
- 掛け軸や額など美術品の修復
- 日本刀や槍など刀剣類の研ぎと加工
- 仏壇仏具の販売
- 仏壇仏具の修理
- 印鑑
- 表札
- 肖像画製作
サンコー商事の取り扱いはホームページでご確認ください
まとめ
日蓮曼荼羅は、信仰の象徴であり、長年にわたりご家族やお寺の中で大切にされてきたものです。印刷曼荼羅の普及により、手軽に入手できるようにはなった一方、やはり手書きの曼荼羅の重みや価値は特別なもの。もし傷みや劣化が気になるようであれば、ぜひ一度ご相談ください。